健康の為に腸を腐敗させず綺麗にするには、どういったことをすればいいのでしょうか？
一言で申しますと「伝統的和食に努める」ということになります。 では具体的にはどういうことなのでしょうか？ それは、ご飯とミネラルや繊維の多い緑黄色野菜、根菜類、発酵食品（納豆、味噌、醤油、梅干、お漬物）などの腸を腐敗させずに発酵しやすい食品を食べることです。 こういった食品は、腸の善玉菌の餌になり、善玉菌が優位で綺麗な腸にしてくれます。
じゃあ善玉菌を外から補えばいいんじゃないか？という考え方があるようですが、実は外部から取り入れた善玉菌は胃でほとんど消化されてしまいます。たとえ腸に届いても定住菌との相性により全部便として排泄されてしまうのです。要するに腸内細菌と喧嘩するわけです。自分の離乳期から住みついている乳酸桿菌を増やしてあげることが重要です。
逆に腸を腐敗させる食品はというと、焼肉、揚げ物炒め物（酸化した油）、冷たい飲料や食べ物、甘いもの、有害添加物、ｅｔｃなどです。 けしてこれらを食べるなと言っている訳ではありませんが、体調が悪いときや常食するのは控えたほうがいいでしょう。 特に日本人は腸が長く、どちらかと言えば草食動物に近いため、肉食より菜食のほうが合っているようです。
腐敗した腸になるとどうなるの？ 腐敗した腸は悪玉菌（ウェルシュ菌、黄色ブドウ球菌、大腸菌）が多い状態です。悪玉菌は有害性腐敗物質（ニトロソアミン・フェノール・インドール・スカトール）を出します。これは中性脂肪・悪玉コレステロール上昇・消化酵素の低下、発がん性物質の産出などに繋がります。
綺麗な腸になればどうなるの？ 善玉菌の優位な腸は善玉菌が排出する酪酸、酢酸、核酸、プロピオン酸、各種ビタミンなどにより、消化吸収活性化、免疫機能活性化、血液浄化、有害菌の抑制などがあります。
体を作っているのは間違いなく食べ物です。その栄養を吸収する根の部分である腸を大事にしてより健康になりましょう。