慢性関節痛 の正体は・・・
徳島整体院 健康通信
慢性痛に関しては”神経原性疼痛”の回で
遅い痛みは帯状皮質を通り精神的な
神経と関わりがあることを説明しました。
今回は慢性痛に関してのもう一つの
原因として記事にしていきます。
慢性痛の方はいろいろしている
腰や肩、膝、首など皆さん関節の痛みに悩む方は
たくさんいます。
特に短い痛みでなく長期の慢性的な痛みが増えてきています。
そんな痛みを抱えた人が全国で2300万人以上いるらしいです。
そんな慢性痛をお持ちの方の対処は
「軽い炎症だし湿布を貼っている」
「筋肉が弱っているからと言われ筋トレをしてる」
「タバコが原因と言われ禁煙に挑戦中」
「定期的に痛み止めを飲んだり打っている」
「特につらい時はマッサージに行っている」
「膝が痛いのでヒアルロン酸を打っている」
などなど様々です。
バッチリかみ合って治ってしまえば何ら問題は
ないのですが、なかなかそう上手くはいかないようです。
長期的な痛みと新生血管について
江戸川病院運動器センターの奥野センター長さんが
五十肩によるひどい痛みを訴える方の血管造影検査
をしたところ、肩の一部に普通では見られないような
異常な血管(新生血管)が生じているのを発見しました。
この異常な新生血管が、細くてモヤモヤしていることから
「モヤモヤ血管」と呼ばれているようです。
そして「長引く痛みのある部位にはモヤモヤ血管があり
そこに血液が流れていくことが痛みの原因になっているのでは
ないか」と考えられたようです。
その後の臨床により、肩や腰、首、膝などの長引く痛みには
このモヤモヤ血管が炎症細胞の供給路になってしまうと
言われています。
今回はここまで、
次回は「モヤモヤ血管のでき方」などについて
書いていきます。
慢性関節痛とモヤモヤ血管(腰痛,肩こり,膝痛など) paer2