身体の乾燥が老化を促進する
こんにちは徳島整体院 内海です。
古代アリストテレスが言っています。
「老化とは 乾燥 への過程である」と
身体の乾燥は老化の表れであり、乾燥していくと
老化が早まります。
1.こんな人は乾燥している。
・若い時と比べて、肌が乾燥しかさついてきた。
・本のページをめくるときに指をなめてしまう。
・食べた物の呑み込みが悪く、むせる。
・目がやたら乾く。
・雨の日に腰やひざが痛い
・お腹まわりに肉がつき、二重顎に
・記憶力の低下で、言いたい単語が思い出せない。
このような症状の方は内臓や関節、骨、脳まで身体の各部の乾燥
の表れなのです。
この乾燥の原因はすべて生活習慣からきたものです。
生活習慣を改め「身体の感想を防ぐ生活」に切り替えれば
身体の乾燥を防ぎ、老化進行が遅くなり、内臓が活発に
動き出し、肌がツヤを取り戻してきます。
それでは乾燥する生活習慣について書いていきましょう。
2.無理して水を飲んでいる。
「水を飲めば乾燥が防げると思い、毎日2Ⅼの水を飲んでいます」
「血液がドロドロにならないように水を寝る前に飲んでいる」
「夜寝てる間に汗をかいているので、朝起きてすぐに冷たい水を飲んでいる」
「カバンの中にいつもペットボトルが入っている」
こんな生活をしている人はいませんか?
実はこのような生活は実は全部、老化を促進します。
最近の流行で水を2Ⅼ飲んだほうがいいなどと言われますが、
水さえを飲めば体内全体に行き渡るかといえばそうではりません。
水は冷やす性質があります。
体温より冷たい水をたくさん飲むと胃腸を冷やし、
胃腸の働きが低下することで、胃腸からの水分吸収
が悪化します。
結果、胃や腸管の中に水が溜まってしまいます。
こういう状態では、飲んだ水は細胞内に吸収されず、
皮下の細胞と細胞の間の細胞間質に水が溜まってしまい
むくみになります。
みずみずしい肌や若々しい筋肉、骨、内臓を保つために
必要な水分は「細胞内の水分」であって、細胞外液の
胃袋、腸管、副鼻腔、肺胞、皮下の細胞と細胞間質、
血液中、目の水晶体などに水分が多く存在しても、
それは害になるだけで、若さや健康を保つためにはなりません。
体温が下がると乾燥が進む
水分の摂り過ぎで体温が下がっているときの症状として
次のようなことがあります。
①胃袋や腸管・・・下痢、嘔吐、お腹がゴロゴロ鳴る
②副鼻腔・・・鼻水、くしゃみ、アレルギー、風邪
③肺・・・うすい水様のタンが出る、ぜんそく
④皮下の細胞間質・・・むくみ
⑤血液中・・・高血圧(水分量が多くなると心臓が力を入れる為)
⑥目の水晶体・・・流涙、緑内障
そして低体温は細胞内に水分が吸収させる力を阻みます。
低体温は水の摂り過ぎ以外に、筋肉労働の不足、身体を冷やす食べ物、減塩、冷暖房
なども原因となります。
減塩は老化を早める
「塩の摂り過ぎは血圧を上げる。」と言われ続け
ここ何年かで「減塩みそ」「減塩醤油」なども売られ
減塩生活をしている人がたくさんいます。
さてでは高血圧は減ったのでしょうか?
2017年10月21日に放送された
世界一受けたい授業「日本のウソ解明SP」で
高血圧=塩は嘘であり、減塩は逆に
病気になるという話が出ていました。
1955年の日本人の塩分摂取量は
約18gだったのに対し現在はその半分くらい
になっています。
しかし高血圧患者は激増しています。
1990年では600万人程度だったのが
2014年には1000万人を超えているようです。
塩が多いからと言って、減塩みそ汁にしたり
みそ汁を食べないという人もいますが、これは
大きな間違いです。
みそ汁には逆に血圧を下げる効果があり、腎臓から
余分な塩分を出す働きも助けるもあります。
また大豆イソフラボンは動脈硬化の予防にもなり
むしろどんどんみそ汁を食べるべきなのです。
ただし私流に言わせてもらうと、「良い塩を使った味噌」
でないと良くない場合もある。
ですので出来るだけ自然食品店の添加物の入っていない
身体にいい味噌を使って下さいね。
3.老化は腎臓が大いに関係します。
身体の乾燥を防ぐには、身体に溜まった余分な水分を取り除き、細胞に必要な水分を
吸収させることが重要です。
つまりは老化を遅らせる一番しなければいけない方法は、まず溜まった
水分をジャンジャン外に出すことからです。
その為には水分を排出する働きをする腎臓を元気よく働かせる必要があります。
尿を作り出す腎臓はダムのような働きをしており、体内の水分管理の大部分が
腎臓にかかっています。
漢方では老化のことを、腎虚といいます。腎臓に力がなくなると、老化するという意味ですね。
細胞に吸収されずに余った水分はへその下へたまり腎臓が冷やされることで機能が衰えていきます。
腎虚は余分な水分によってもたらされます。
さてでは腎臓を強化する方法はどうしたらいいのでしょうか?
腎臓を強化するための食事と日常
1.ニンジンとリンゴと塩のジュース