こんにちは徳島整体院 内海です。
さて前回「ノコギリクワガタの一撃」(ぎっくり腰)の原因が大きく分けて2つあることを説明しました。
一つ目が蓄積した疲労。
二つ目が柔軟性や可動域がよくない
ということでした。
今回はこれを紐解いていこうとおもいます。
まずは腰が疲労した原因、もっと詳しく言うと腰の疲労が抜けない原因です。
腰に疲労がたまるのは腰の疲労が抜けない原因があるんです。
腰の疲労が抜けない原因
1、腰椎の歪み
腰椎が歪んでいるとその歪んでバランスの悪い部分を筋肉や靭帯で補うことになります。その筋肉は他の部分より余計に疲労がたまりやすくなります。
2、骨盤の歪み
腰椎の歪みと同じく歪んでバランスが悪いことでやはり筋肉や靭帯で補うことになります。骨盤は特に強力な靭帯で関節を繋いでいるので、バランスがよくないと余計に固まり疲労が蓄積します。
3、拮抗筋の過緊張
特に腸腰筋が有名ですが、痛くなっている腰の逆側で腰を伸ばすことの逆の動きをする筋肉である腸腰筋は、腰椎と骨盤の前側である腸骨についていて、過緊張すると腰を伸ばす行為を邪魔してしまします。簡単に言うと「立ってたり仰向けで寝るだけで腰に何割か増しで力を使っている」ので腰に疲労が溜まります。
4、オーバーワーク
仕事や作業がきつく、睡眠や休みで腰の疲労が抜けきらないと蓄積していきます。
5、ストレス
ストレスも腰の疲労蓄積が溜まる原因です。自律神経の不調をきたし、ホルモンのバランスが崩れますと疲労が抜けにくくなります。またストレスは可動域の制限にも繋がります。
二つ目の大きな原因
柔軟性や可動域の制限。
柔軟性がないことで疲労も溜まりやすいですが、柔軟性や可動域がない人は・・・
ずれた関節がもとに戻りにくいです!!
ずれたり捻れても、もとに戻れば問題ないのです。
ずれた関節は上に書いたように疲労がどんどん蓄積していきますし、ぎっくり腰はズレそのもので痛みが出る場合もあります。最たるものは分離すべり症です。これも柔軟性や可動域がよければ、力を受け流しなりにくいです。
柔軟性や可動域がよくない
1、生まれつき
これは仕方ないところがありますが、実はほとんどの場合はうまれつき硬いわけではありません。しかし個人差はあります。
2、生活習慣
これがほとんどの原因です。大人になるにつ入れて身体を全身使うことがなくなってきます。使わない筋肉や関節はどんどん硬くなる性質があります。普段から身体を動かすことが予防になります。
3、老化
これも仕方ないですし、高齢になるほど柔軟体操してもなかなか柔らかくならないものです。ですのでできるだけ若いうちから柔軟体操をしておくことが大事です。高齢になってもやればある程度は必ず柔らかくなります。今更ということはこの世にないと思っています。常に今からしかないのですから。
4、ケガや事故
起こってしまったことは変えられません。しかし今と違う未来を手に入れるのは自分次第です。あきらめないで柔軟体操してみるといいです。やれば必ず何か変わります。
ようは常に柔軟や軽い運動をすることが大事ということになりますね。
次回は対策について考えていきます。