老化と腎臓について
徳島整体院 健康情報 腎臓と健康
「腎臓が寿命を決める」
NHKスペシャルで放送していました。
人体の神秘をこれまでにあまり注目されていなかった
腎臓と寿命の関係について、コンピューターグラフィック
などの最新の映像技術を使って紹介放送していました。
番組では血中リン濃度と寿命との関係をグラフを使って
図示していました。
そこではリン濃度が高い動物ほど寿命が短いことが
グラフからも明らかに読み取れました。
実は人間も同様に血中リン濃度が低めの人の方が
死亡率が低いことが報告されています。
リンが含まれるものは
リンは人体に必要なミネラルでカルシウムや
マグネシウムとともに骨や歯の形成に役立っています。
また体内の細胞にも存在し体重の1%を占めるといわれます。
リンというものはほとんどすべての食品に
多かれ少なかれ含まれているので、あまり
不足することがありません。
ですので逆に摂り過ぎに注意すべきものなのです。
食品添加物や保存料に大量に含まれているので
出来るだけ食品添加物や保存料の少ない
食品を選ぶといいですね。
クロトー遺伝子
特に注意して生活していないとリンは摂りすぎる
傾向にあります。
では余分なリンを体外に排泄することはできるのか!?
クロトー遺伝子はあります!!
○○細胞はあります!!みたいに言いましたすみません。
クロトー遺伝子は主に腎臓と脳で働く老化抑制遺伝子です。
骨は体のリンが過剰と感じるとFGF23というホルモンを分泌
させクロトー遺伝子と複合し
腎臓に「尿中のリンを排泄せよ」という命令を出します。
クロトー遺伝子が欠けてしまうと余剰なリンを尿中に排泄
できなくなり動脈硬化、骨粗鬆症、認知症、聴力の低下
性機能の低下なども引き起こし
皮膚や筋肉の萎縮などにより見た目にも老化してしまいます。
クロトー遺伝子はリンとカルシウムの制御も行っています。
クロトー遺伝子はまだ研究段階のようですが、
これから解明されていくのではないでしょうか。
リンの多いものは食べ過ぎ注意
クロトー遺伝子があるから大丈夫!!
ということではありません。
やはりリンの過剰摂取は老化を促進するので
摂り過ぎには注意された方がよろしいかと思います。