日本人の3割が頭痛もちといわれるこの時代
どう症状と向き合っていくかが課題になります。
こんにちは徳島整体院 内海です。
今回は日本人の頭痛について考え行こうと思います。
頭痛についての勘違い!?
頭痛は頭の中が痛むように感じるので痛みの源は
脳と考えがちです。でも実は!!
脳には痛覚がない!!
のです。知ってました?
なので「脳みそがイテーっ」
と言っている方、それは間違っています。(言わないか笑)
頭痛の源は基本的に頭部の血管、神経、筋肉、それに伴う
硬膜の一部などです。
頭部にある血管が異常に広がったり、
頭部の筋肉が緊張したりすることによって、
痛みの情報が脳に伝わり頭痛になると考えられています。
ちなみに頭痛ですが
「一次性頭痛」と「二次性頭痛」
この二つに大別され、割合は8:2で
一次性頭痛の方が多いです。
一次性頭痛というのは検査をしても
脳や身体にこれといった病気が見当たらない
なのに繰り返し起こる頭痛のことで、
慢性頭痛ともいわれます。
緊張型頭痛
片頭痛
群発頭痛
などがあります。
一方、二次性頭痛は何らかの病気の症状
として起こってくる頭痛です。
原因となる病気としては
脳梗塞
脳腫瘍
くも膜下出血
など
命の危険があります。
このような頭痛には私は関われなので、
一般的に多い一次性頭痛の仕組みや
予防について考えていこうと思います。
緊張型頭痛
慢性頭痛の中で最も多いのが緊張型頭痛です。
いつの間にか痛みはじめて、後頭部から首にかけて
痛くなったり、頭全体が締め付けられるように痛く
なったりします。
頭が重く感じるのもこのタイプです。
一日の中でも午後から夕方にかけて痛みが増す傾向に
あるようです。
頭痛薬の効き目が良くないのがこのタイプの頭痛です。
緊張型頭痛の主な原因
緊張型頭痛の原因の一つは頭から背中にかけての筋肉
(側頭筋、後頸筋群、僧帽筋)などの緊張です。
ようは首と肩の筋肉群のコリですね。
筋肉が緊張すると、筋肉内を走っている血管が
圧迫され、内圧が高まり、血液の流れが悪化し、
結果として筋肉に行くはずの酸素や栄養分が
不足したり、また筋肉が働いた後に生じる老廃物
(乳酸、ピルビン酸など)が排出されずに蓄積し
筋肉が強張ってきます。
またこの肩や首のコリにより脳の酸素欠乏が起こると
頭痛が起きやすくなります。
緊張性頭痛の改善法
①深呼吸
上に書いたように脳への酸素欠乏によって頭痛が起こります。
また酸素不足は肩こりや首コリを悪化させる原因でもあるので
深呼吸により、酸素不足を改善すると頭痛が改善されます。
深呼吸の方法はいろいろありますが、
息を吸う時間の2倍の時間を吐くというのを一日に10回くらい
するといいですよ。ただし口をすぼめずに、口を開けては~っと
吐く感じでしてください。
②ビタミンEを飲む
ビタミンEは血液の粘度を高める不飽和脂肪酸の過酸化脂質を
還元して元の不飽和脂肪酸に戻す働きがあります。
ようはビタミンEを飲むと血液の流れが良くなるということです。
ビタミンEの多い食品群
えだまめ、とうがらし、西洋カボチャ、ほうれんそう、ニラ
モロヘイヤ、とうみょうなど
③ストレスの解消
ストレスが溜まると自律神経が乱れたり、筋肉が緊張し
血流が悪化して、頭痛になります。
適度にストレスを解消すると頭痛も起きにくくなります。
④適度な運動
適度な運動をすることで身体全体の血流を促し、頭痛予防に
なります。
日頃運動をしていない人は、運動をすることで頭痛を
改善できる可能性があります。
⑤身体の歪みを整える。
身体が歪んでいると、どうしても身体のバランスを
保つための筋肉がより緊張していまします。
これにより肩や首にのコリがおこり頭痛が起きます。
自分の身体の歪みは自分ではわからないものです。
姿勢矯正や骨盤矯正の専門療法をしているところに
相談しましょう。
徳島整体院は骨盤矯正による姿勢矯正の専門です。
次回、日本人の頭痛について②に続きます。