慢性関節痛 対処療法と根本療法(腰痛,肩こり,膝痛など)
徳島整体院 健康通信
前回はモヤモヤ血管形成と痛みの関係について記事に
しました。
モヤモヤ血管の対処療法
慢性関節痛の原因の一つであるモヤモヤ血管の対処療法は
痛みの幹部を圧迫 することです。
新生血管は正常な血管に比べて脆く、一時的に血流が
途絶えるだけでも壊れていきます。
方法
痛みの幹部を指や手で10秒ほど圧迫するのを3回くらいし
これを朝昼晩の3セットくらいすると徐々にモヤモヤ血管が
減少し痛みが緩和してきます。
痛みの幹部に湿布を貼って痛みが和らぐのは湿布の薬剤や
冷やす機能だけでなく、この圧迫によるところも大きいようですね。
つまり慢性的に痛い部位には湿布でなくてもテーピングなどを
貼っているだけでも痛みが和らぐようです。
持続的圧迫はモヤモヤ血管をつぶし、それによって無髄神経の
自然退縮に繋がっていくということですね。
モヤモヤ血管の根本改善
慢性関節痛みの原因の一つであるモヤモヤ血管を
根本的に改善するには・・・
血液の質を高め、全身の血流を良くする ということです。
動静脈短絡ができ毛細血管に血液がいかなくなるのを改善する為に
モヤモヤ血管ができているのに、それが逆に仇となる。悲しい話です。
そう根本改善の為には動静脈短絡が出来ないようにするということになりますね。
これは私の考えです。
血液の質が悪く、血液の粘性が高いと細い毛細血管を血液が通れなくなり、
動脈→毛細血管→静脈 という経路をたどることができずに応急処置として
動静脈短絡を作ることで、血液の流れが留まらないようにしているのです。
血液の質を高める
血液の質を高めると細い毛細血管にも血液が行き渡るようになり、バイバスである
動静脈短絡を作る必要がなくなると考えます。
動静脈短絡が出来なければ、モヤモヤ血管を作る必要がなくなり、
慢性関節痛が根本的に緩和するということです。
全身の血流を改善する
私の経験上、慢性痛のある部位は血液が留まっている。と感じます。
慢性痛のあるところはすべてではないですが、硬く循環していないようです。
異常血管であるモヤモヤ血管ができると、血液が正規の循環ルートでなく
同じところをグルグルとループしずっと汚れた血液が留まっているのでは
ないかと考えています。
根本改善の為には慢性関節痛の原因であるモヤモヤ血管に血液が留まらない
ようにしなければなりません。
その為には痛みのある部位だけを調整しても全身の流れがよくないと
血液はまた同じこところに留まって、痛みを発生してしまいます。
この汚れた血液が留まることを 瘀血(おけつ)と言います。
今回はここまで
次回は慢性痛の原因であるモヤモヤ血管の根本改善実践編です。