「クライアントの声を聞く」とは
当院では問診で多くの質問をさせて頂きます。過去の病状や仕事環境や生活習慣など、さまざまな情報の中から改善の本質を探っていきます。あらゆるところに原因は潜んでいます。根本的解決の為には原因を探ることが改善の近道と考えます。それは施術の精度を上げる為の情報を「聞く」ということ。
クライアント様のお話をよく聞きくのは、原因と対策を明確にしていくことで
施術の精度を上げる為にあります。
例えばどんなことを聞くのかといいますと。
症状でのお悩みの場合
「あなたの辛いところはどこですか?」
「それはいつからですか?もしくはいつから気になりだしましたか?」
「原因となることに覚えはありますか?」
「どういう動きをしたときその症状は強くなりますか?もしくは弱くなりますか?」
「どんな状態のとき特に症状が出ますか?」
「小さい時から今までで大きいケガなどはないですか(骨折、打撲、捻挫など)や大病、事故の経験はありますか?」
「持病などはありますか?」
「運動はしてますか?運動後のケアはしていますか?」
「どういうお仕事ですか?」
「強いストレスはないですか?」
「寝起きや寝つきはいいですか?途中で起きたりしませんか?」
「内臓、特に消化器に不調はありませんか?」
「趣味でよくしていることはありますか?」
「今ある症状で出来ないもしくはやりにくくて辛いことはありますか?」
「今の症状が良くなったら何をしたいですか?」
まだまだありますが、一人ひとり聞くことや内容などが変わってきます。
趣味は関係あるの?と思われるかもしれませんが、意外と大事なところで
スポーツを毎週しているとか、毎日夜中2時3時くらいまで読書やスマホをしてるとか
そういったお話を聞くと、どの辺が疲れているとか痛めているなどが予想できます。
このようにお話を聞くのは施術の制度を上げる為でもあるのですが、それだけではないんです。
お話をお伺いしアウトプットしてもらうことで、その方自身が自分の身体の状態や生活について再認識そして自覚してもらう作業でもあります。
認識の必要性
ではなぜ再認識と自覚が必要なのか?
それは施術者だけがその人の身体を改善するわけではなく、
施術者と施術を受ける人の双方の力で良くなっていくものなので、
その人の状態について、施術側だけが分かっていて、あとは「私は知らないよ」
では良くなるものも良くならないのです。
生活の中に発症のヒントはあり、また改善のヒントも生活の中にあります。
私は良くなるためのお手伝いをしているに過ぎません。
そこで何を認識する必要があるかというと、生活のパターンとか寝る時間とかストレスに対する受け止め方だとか、食事、運動、環境というものも関係しますね。
そういったものが、今のその方の身体の状態をつくっているわけなので、その中に不調の原因となるものがあります。ですので、今の不調を変える為には、その原因となるものを変えていく必要があります。