アンチエイジングと時間制限食
[徳島整体院 健康情報]規則正しい食生活は一般的に健康に資すると言われています。
決まった時間帯に食べることは、バラバラな時間帯に食べるより健康的であろうという考え方ですね。
今回の時間制限食とは
「食べてよい時間の範囲を定める食事」のことです。
時間制限食は「食べてもいい時間帯」を連続した12時間以内に設定します。
この連続した12時間というのは活動時間帯に限定されます。
たとえば、朝7時、正午、夜6時という12時間弱の活動時間帯に食べることです。
さてなぜ活動時間帯に食べるのかというと、安静時間帯に時間制限食を行うと、
抹消時計の概日リズムと中枢時計の概日リズムが乖離(離れてしまうこと)してしまうからだと
考えられています。
概日リズムってなに?
概日リズムとはおよそ一日のリズムという意味です。
そして実は体内で自発的に生じるリズムの周期は正確には1日ではない。その長さは人により
異なり、多くの人は24時間より少し長いと考えられている。
体内には概日リズムを作り出す時計が備わっており、そのセンターである中枢時計は
脳の視交叉上核と呼ばれるところにあります。
中枢時計は脳の網膜あら得た明暗に関わる情報をもとに、時計の針を進めたり遅くしたりして
調整している。
全身にある体内時計
体内時計は実は、すべての臓器や細胞にあることが分かってきており、
腸や肝臓、脂肪組織や、それを構成している細胞にも時計が備わっていることが
明らかとなっています。これを末梢時計と言います。
さてさて中枢時計はある程度は末梢時計を支配しているが、その支配はさほどは強くなく
末梢時計はかなり自律・自立性を持っています。
その為なのか、太陽の明暗よりも食事のタイミングの影響が強いことが分かっています。
またそれだけではなく飽和脂肪酸(動物性脂肪)に富む食事や過食なども皆既リズムを乱すことが
明らかになってきています。
夜のシフト勤務や残業に限らず、夜遅くの食事は概日リズムを乱します。
概日リズムが乱れると空腹感が強まり、食べ過ぎが助長され、
糖尿病や心血管系疾患のリスクが高まります。
早寝早起きや朝のラジオ体操、腹八分目の食事は、中枢時計や末梢時計の
概日リズムの強化に役立ちます。
食事のタイミングや内容を適切にすると末梢時計の概日リズムが強まり、
反対に宴会などで暴飲暴食の日が続くと老化を促進することに繋がります。
「人間医学より抜粋」