では半沢情報の続きです
わたくし半沢直樹毎週録画して見ていたのですが、いろいろ分からない専門用語が出てきて困りました
その中でも特に分からなかったのが、「 引当金 」です
分からないことはそのままにしとけない質なので、ネットなどで調べまくったのですが、書いていることを読んでもなんだかさっぱり
今回の話は200億貸した伊勢志摩ホテルが120億の損失を出して、破綻する可能性があり、金融庁に実質破綻先と認定されると1500億の引当金を積まなきゃならないと言っていました。
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ここで私が疑問に思ったのですが、200億を貸してなぜ1500億もの引当金を積まなきゃならないの?と
始めは、ただでさえ200億貸して返ってこないかもしれないのに、まだ1500億も誰かに払わないのいけないのかと思ってました。
それでうち毎週来てくださっている銀行さんに聞いてみました(^_-)-☆
教えてくれたことを私なりに解釈してみました。
分かり易くするため余計なところはだいぶ省くことをご了承くださいm(_ _)m
まず銀行さんのお仕事は皆さんからお金を集めて、それを企業や個人に貸した利子で成り立っているということです。(投資信託など難しい話はなしにします)悪く言うと又貸し(銀行さんごめんなさい)
半沢さんも「所詮銀行は金貸しなんですよ」って言ってました。
でも銀行さんが貸した企業や個人が倒産したり破産したときにお金が返ってこない可能性があります。
銀行さんはそういったときのために稼いだ利益の中から企業や個人ごとのリスクに合わせてお金を準備してるんです。これを銀行における引当金と言います。(貸倒引当金)
何故準備しているのかそれは又貸しだから(爆)貸したお金は皆様や企業から集めたお金だから、返ってこないということは、皆様や企業のお金が無くなるということになるわけです。
もし返ってこなかったら大変急いで準備していた引当金からお金を出してそちらに当てないといけないということですね。
いつも来ている銀行さんによると、半沢直樹では200億しか貸した話は出てきませんでしたが、実際伊勢志摩ホテルに貸したお金はおそらく数千億はあるということです。(半沢直樹ではその話がなかったので、混乱してしまったんです)
引当金はそれぞれの企業や個人に対する評価によって算出されています。伊勢志摩ホテルのような大企業は貸し倒れリスクの少ない正常先と判断されているので、準備している引当金の割合は少ないのですが、もし金融庁に実質破綻先と認定されると一気にリスクが高まり、引当金の額も跳ね上がります。
この場合、破綻したとき回収できない予定額をほぼ全額、引当金として用意しないといけないわけですね。
1500億もの引当金を稼いだ利益から回さないといけないので、利益は大きく下がり銀行としての評価が下がり、株価が下がり、経営難に陥るというわけですね。
銀行さんの説明を聞いて、「こんな感じですか?」と聞くと
「そんな感じです」と言っていたので、大体合っていると思います。
これを知ってて何かの役に立つかどうかは分かりませんが、僕はなんだかスッキリしました